ウクライナが何をしたのか? ロシアは何をしたいのか?
こんにちは。花粉症がつらい管理人のひさぎです。毎日取り沙汰されているウクライナ問題。
現代の日本で戦争と言っても、かつてあったもので、今起こっていると言われてもすぐにはピンとこないかもしれませんが、まさに現在進行形でおこなわれている戦争です。
「何が原因なんだろう?」となっている人、結構多いと思います。短く簡単にまとめていきますので一緒に見て行きましょう。
★ロシア側は…
①NATO(=北大西洋条約機構=旧ソ連に対抗し結託してできたアメリカを中心とする欧米の軍事同盟)に加盟するな
②親ロシア派の政権を立ててロシアに従うこと。また、今までロシアの工作により独立したウクライナの部分を正式にロシアへ明け渡せ
➂ウクライナの非軍事化
主にこの3つの要求です。NATOに加盟したいウクライナ。それを絶対に許さないロシア。この図が焦点となります。
ウクライナの立場
- EU・NATOに加盟したいウクライナ
ウクライナは2014年クリミア半島を勝手に占拠され一方的に独立宣言、ロシアに奪われます。民主化運動を進め、ロシアの脅威から逃れるため、親欧米派の大統領ゼレンスキー氏はEU(欧州連合)NATO(北大西洋条約機構)への加盟を目指します。
同時に加盟国協力のもと、経済、科学技術の発展やインフラの整備、また軍事力の強化を図りたい狙い。
ロシアの立場
- ウクライナがNATOへ加盟することを阻止したい、これ以上親露国を失いNATO拡大を防ぎたいロシア。
旧ソ連でかつて同じ国にあった国々が次々とNATOへ加盟をしており、孤立化が進むロシア。
また、西側に親ロシア国家(緩衝国家と言われる)を確保しておくことで情報網や防衛面を強化したい狙い。
かつて旧ソ連時代の仲間だったウクライナを失いたくないロシアは武力行使でウクライナを抑えつけます。「結局は旧ソ連式テロ国家の侵略か…」「犯罪国家こわ」となりますが、
双方の立場を考えてみてふと思ったのは、ロシアにしてみれば、単なる時代錯誤の国盗りではないということです。むしろ国防の面から、ロシアはウクライナを武力で制圧し略奪することではなく、交渉のテーブルにつかせNATOへの加盟を阻止することが目的と言われています。ここまで社会情勢でも孤立化が進み、東は中国止まり、西はこれ以上失えばロシアの衰退につながる…
…でもまあ、強硬手段をとってしまうのはやっぱり感とやっちゃった感は否めません。
また、ウクライナを降伏させ、そしてトップに親露派の人間を擁立させることと、反ロシア派の要人を拘束することも狙いと見られ、事実上支配下におくことがプーチンの狙いなので、色々と詭弁で言い訳はしてはいますが、侵略と見られるのもごく自然なことだと思います。
国内のロシア人は中国や北朝鮮などのようにプロパガンダで洗脳を受けて何も疑問に思わなくなっている人も多いようですが、SNSが普及する国外では「ロシア人であることを恥ずかしく思う」などの、猛烈な批判も多いですね。
☆まとめ
NATOに加盟しロシアの脅威から逃れたいウクライナ、旧ソ連時代の腹心国に「加盟したら絶対に許さねえぞ」「あと耳揃えて領土明け渡せ」と言うロシアの対立
世界は助け船を出さないのか?報道は欧米目線だがそもそもロシアが悪なのか?世界経済、我々の日本にはにはどういった影響が出てくるのか?NATOはなぜすぐウクライナを受け入れられないのか?といったような様々な疑問を生みますが、
それはまたの機会に短く分かりやすくまとめていきたいと思います。では、また次回お会いしましょう!