「正義はこちらにあり」ロシアの言い分とは?
こんにちは。管理人のひさぎです。
″一方的な武力による侵攻は、国際法違反の最たるもので絶対にあってはならない。″
菅前首相はインタビューに答えて言いました。
何があってもロシアによる武力侵攻は禁じ手であったのは確かです。
報道の多くは、ロシアは侵略国家で、現在も武力でウクライナを脅かす時代錯誤なテロ国家だというイメージのものですが、ロシア側はどう見ているのでしょうか。どんな理屈でこんな残酷な決断を下したのか。ロシアの言い分を短くまとめましたので、一緒に見て行きましょう!
- 西欧諸国こそ侵略者だ
- 親ロシア派の民間人を巻き込むウクライナ内部の軍事衝突を見過ごせない
- NATOの東方拡大、ウクライナのNATO加盟は共に禁止条項で合意したはずだ
〇西欧諸国こそ侵略者だ
これは侵略され続けてきた旧ソ連の歴史トラウマと言われます。1812年フランスのナポレオンの侵略から第一次世界大戦のドイツ軍による度重なる侵攻、長引く戦争の中で迎えたロシア革命、その抵抗勢力の内戦と、スターリンによる粛清、疲弊した国家にさらなる周辺国からの侵攻(日本軍含む)。長い戦争の中で被害者意識も強いものになっていきます。被害が出ればこれはどこの国もそうですね。
〇親ロシア派の民間人を巻き込むウクライナ内部の軍事衝突を見過ごせない
ウクライナは親ロシア派の住民が東部に多く住む特別区域を抱えています。ロシアとは同盟条約を結んでおり、反ロシア派が親ロシア派の弾圧のため軍事衝突を起こしていることは事実です。
このロシア派の支援の名のもとの軍事侵略ってこじつけが一番自然なのではないかと思います。。
〇NATOの東方拡大、ウクライナのNATO加盟は共に禁止条項で合意したはずだ
正式な約定として残っていないものの、当初は上記の旨合意していたようです。
そもそもNATO(=北大西洋条約機構)とは当時のソ連へ対抗した、アメリカをはじめとする欧米軍事同盟で、ソ連の崩壊とともに消滅するかと思いきや、現代まで生き続け、ついにはかつての兄弟国である隣国ウクライナまで味方に引き込もうとしているのです。
隣国にまでアメリカの米軍基地が…これは自国の安全が脅かされ、国防上容認できる範囲を超えているといったものです。
この拡大に関してはアメリカや関係国の中でも反対する声も多くあったようです。
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まとめ 「我々の進軍は正当なものだ」
- 欧米諸国こそ侵略者だ
- 親ロシア派の民間人を巻き込むウクライナ内部の軍事衝突を見過ごせない
- NATOの東方拡大、ウクライナのNATO加盟は共に禁止条項で合意したはずだ
これらの要点を踏まえ、まずは武力にてウクライナを交渉のテーブルにつかせ、NATOへの加盟を阻止、そしてトップを親ロシア派にすげ替え、傀儡政権とまでは言わずとも実質支配下に置くことがロシアの狙いです。
それから「すでに独立を宣言したウクライナの一部を正式にロシアへ明け渡せ」これはもう完全に強奪ですね。長いことロシアのトップに君臨してきたプーチンですが、2年後に選挙を控え、実績を欲しているようです。ここの数年、身の回りは側近も近寄らせず常に暗殺に怯えているらしいです。
うーん、あくまで中立的な見方だと、今回は(クリミア半島は強奪)全くの事実無根の言いがかり、領土欲しさに攻め込んだだけではないと、言いたいことは分からなくもないですが。
ただ特に3つ目のNATO東方拡大が今回の引き金とされるポイントで、NATO側も手が悪かったと思います。
ただロシアは手段がまずいです。これではかつて受けてきた侵略をやり返しているようなもので、進撃の巨人でいう、身内以外は罪のない民間人も地ならしで皆殺しにするエレン・イェーガーのやり口です。しかも相手はかつての兄弟国なのでもっとたちが悪いです。
からの→
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最後に、これはロシアの考えというより、プーチンとその周辺の共産主義者の言い分だと思っておいた方がいいと思います。ロシアは同じ社会主義国家でも中国とは異なりそこまで極端なプロパガンダやSNSの規制がされていないこともあり、国内でも今回のウクライナ問題は反対の声は散見されますがコ〇されるのであまり声を大にしては言いません。
少し長くなってしまいましたが、この問題の少しでも早い終息を願うばかりです。
また次回お会いしましょう!